2018年度IRISの活動
event
羽曳野市役所にて「IRISサイエンス・キャンパス」を開催しました
日時 | 2018年9月29日(土)10時00分~12時00分 |
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場所 | 羽曳野市役所別館2階 研修室 |
テーマ | ほたるの光を作ってみよう! |
講師 | IRIS 4名 |
参加者 | 親子14組(小学1年生~3年生対象) |
主催 | 羽曳野市市民人権部人権推進課 |
共催 | 大阪府立大学 女性研究者支援センター |
ウミホタルを発光させて、その発光のしくみを学んで、どのような条件が発光に適しているのかを考察しました。
IRISの活動紹介
手順説明
ワークシートで予想を記入
ウミホタルの発光実験
ワークシートに結果を記入
しくみ説明
担当IRIS
IRISレポート
小学校低学年の子どもたちへ「ホタルの光を作ってみよう!」というテーマのもと、科学の面白さを知ってもらうきっかけづくりを行いました。ホタルの関連生物として、準備が容易で、実際に親子でたくさん手を動かして実験可能なウミホタルを採用しました。実験内容としては、乳棒を用いてウミホタルを粉砕し、酢や湯、濃度の異なる塩化カリウム水溶液中など様々な条件でウミホタルが発光するのかというものでした。暗闇の部屋で、青色の光を見た子どもたちが驚きながら楽しんでいる姿は、本イベントを企画して本当に良かったと最も思った瞬間でした。実験手順や発光原理など、小学校低学年にしては難しい内容ではありましたが、保護者の方々のサポートもあり、無事イベントを終了することができて良かったです。
IRIS第8期生 矢野 綾子(工学研究科 博士前期課程1年)
「ホタルの光をつくってみよう」というテーマで実験をしました。対象が小学校低学年だったため、実験方法や説明の仕方など試行錯誤しました。またどの条件がどのくらい光るのかワークシートを作り、自ら考えて取り組んでもらえるようにしました。難しい作業もありましたが、保護者の力も借りながら、子どもたちは楽しく実験してくれました。電気を消してウミホタルが光ったときは会場が感動に溢れました!当日一番感じたことは、子どもたちにわかりやすく説明することの難しさでした。しかし、質疑応答では予想以上に活発に子どもたちが手を挙げて質問してくれたので、少しでもこの実験に興味を持ってもらえてということが実感でき、とても嬉しかったです。これをきっかけとして、より科学に興味を持っていただけると幸いです。
IRIS第8期生 高島 岬(生命環境科学研究科 博士前期課程1年)
すりつぶしたウミホタルと水を試験管内で混ぜることで、ウミホタルの光を観察しました。
水を他の液に替えた場合の光り方の変化を子どもたちに予想してもらったのですが、一人一人、自分の意見を持って予想していた姿が印象的でした。「論理的に考える」という科学の基本かつもっとも重要な部分を体験してもらえたと思います。我々としては、お互いに毎日のように連絡を取り合ったこともあってか、本番中のアクシデントにも協力して対応できたと思います。今回の経験で得たことを糧に、今後の研究活動に励みたいと思います。
IRIS第8期生 平田 梨佳子(生命環境科学研究科 博士前期課程2年)
アンケート結果
参加者の声(子ども)
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- じっけんがたのしかったです。
- ウミホタルの光り方がわかったことがよかったです。
- せつめいがわかりやすかった
- ウミホタルのひかりが見れてとてもよかった。
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参加者の声(保護者)
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- 初めて実験をし、親子共々楽しかったです。なぜ光るのかやどういう結果になるのか色々考えたり、話し合ったりするのがよい経験になりました。
- 定期的に開催してください(ぜひ!!)子供にとってとてもいい体験になりました。
- 娘がやっと小学生になって、一緒に共同作業できる喜びを感じて楽しかったです。
- もっと今回のような実験や家ではできないような体験をたくさん開催してほしいです。
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