2018年度IRISの活動
event
【連携事業】堺市学校理科展覧会にてIRISが科学実験ブースにTAとして参加しました
※連携事業とは
IRISメンバーが主にティーチングアシスタント(TA)として参加する、大阪府立大学が関わっている他のサイエンスコミュニケーション関連事業です。
2018年9月15日(土)、16日(日)に、堺市の理科教育の振興を目的として、堺市学校理科展覧会が開催され、堺市内の小中高等学校、及び支援学校に在籍する児童生徒が学校へ提出した夏休みの自由研究合計2万点の中から優れた作品(各校6点以内、合計約800点)が展示されました。
この展覧会に一般社団法人関西科学塾コンソーシアムが出展した科学実験ブースにおいて、IRISは教職員ならびに大阪府立大学工業高等専門学校の女子有志チームROSE(ローズ)と協働して、「彩りの科学~かくれた色を探そう~」のテーマで7つの実験を企画し、実施しました。
堺市学校理科展覧会科学実験ブース 概要
日時 | 2018年9月16日(日)12時00分~15時00分 |
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場所 | 堺市教育文化センター(ソフィア・堺) |
テーマ | 『彩りの科学~かくれた色を探そう~』
実験①白黒なのに色が見える~不思議なコマを回そう/実験②紫外線でかくれた色を探そう/実験③紫キャベツで隠れた色を調べよう/実験④サインペンに隠れた色を探そう/実験⑤だまされたっ!~目を疑う色の錯視/実験⑥虹を作ろう/実験⑦光の三原色 |
企画・実施 | 一般社団法人 関西科学塾コンソーシアム |
当日スタッフ | 本学教員 3名、府大高専教員1名、本学職員 1名(国際・地域連携課 地域連携室)、
IRIS 7名、ROSE 1名、関西科学塾OG1名 |
参加者 | 262名 |
主催 | 堺市教育委員会 堺市立小・中・高等学校長会
堺市初等教育研究会理科部会 堺市中学校教育研究会理科部会 |
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IRISレポート
「かくれた色を探そう」という共通のテーマから、ブラックライトを使って蛍光材料を照らすことを考えました。よく口にしているお菓子や飲み物、さらにお札やパスポート、使用済みのハガキなどに蛍光材料が使われていることを実際に見せると、子どもだけでなく、保護者の方も驚いていらっしゃったので、改めて蛍光材料を身近に感じてもらえるいいきっかけになったと思います。
IRIS第8期生 乙山 美紗恵(工学研究科 博士後期課程2年)
対象が小学生から高校生と幅広く、初めは何の実験をするべきか悩みました。「目で見てわかること」と「身近さ」をテーマにペーパークロマトグラフィーの実験を行うことにしました。準備段階から子供達の動きを意識し、滞りなく楽しんでもらえるよう手順を工夫しました。当日は小学生を中心に様々な年齢層の方が来訪して下さり、原理に興味を持ってくれる方もいて嬉しかったです。家でもやってみたいという声を多く頂いたので、ご家庭で科学に触れるきっかけを提供できたのではないかと思います。
IRIS第8期生 森脇 ちひろ(工学研究科 博士前期課程1年)
私は紫キャベツの指示薬で身のまわりの水溶液の性質を調べる実験の演示をしました。小学生の子どもたちは、紫色が赤や緑色に変化するのを見て予想外の色の変化に驚いたり、「赤色になると思ったけど変わらないから中性なんだー」と意見を言ってくれたりと、とても積極的に参加してくれて、楽しく実験ができました。今回の理科展で身近にたくさん科学が利用されていることを知り、科学をおもしろいと感じてくれたら嬉しいです。
IRIS第8期生 山口 真由(生命環境科学研究科 博士前期課程1年)