2019年度IRISの活動

event

【連携事業】未来の博士育成ラボにてIRISが講演しました

※連携事業とは

IRISメンバーが主にティーチングアシスタントとして参加する大阪府立大学が関わる他のサイエンスコミュニケーション関連事業です。

 

JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)「次世代科学者育成プログラム」の採択実績を有する大阪府立大学「未来の博士」育成ラボでは、大学による高度で多様な科学教育プログラムを科学への関心が高い中学生を対象に提供することで、次世代の科学分野を担う人材を育成する活動に取り組んでいます。

開催日時 2019年12月7日(土) 13時30分~15時30分
開催場所 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス B3棟
プログラム 13:30ー14:30

 

14:30ー14:40

14:40ー15:30

実験活動「小型モーターの実験」

川田 博昭 教授(工学研究科)

休憩

TAによる講演

玉木 万美子(IRIS第9期生、工学研究科 博士前期課程2年)

塩川 健斗(工学研究科 博士前期課程2年)

参加者 「未来の博士」育成ラボ受講生(中学生16名、高校生3名)

「堺サイエンスクラブ」受講生(小学6年生15名)

主催 大阪府立大学 21世紀科学研究センター「未来の博士育成ラボラトリー」

堺市教育センター

「未来の博士」育成ラボについて

今回、ラボの受講生たちの科学に対する意欲・探求心を喚起するとともに、将来の目標をめざすために必要なことなどについて学んでもらうことを目的として、玉木万美子さん(IRIS第9期生、工学研究科)と塩川健斗さん(工学研究科)が「拝啓 中学生の皆さんへー大学院生の私たちからー」と題して、講演しました。

先ず、自身の「研究について」。応用化学を専攻する玉木さんからは癌治療薬など医薬品を体内の目的治療部位に運んで投与するドラックデリバリーシステムと、身近な化学の例としてスマートフォンなどの充電池として使用されるリチウムイオン電池の仕組みについて紹介しました。航空宇宙工学を専攻する塩川さんからは、「飛行機はなぜ空を飛ぶ?」のテーマで飛行機について科学技術、歴史と未来の可能性の視点から興味深い内容を説明し、熱心にメモを取る参加者の姿が見られました。

次に「私たちの歩いてきた道」をテーマに、二人が理系を選んだ理由、学生生活、米国留学やG20大阪サミットでの通訳ボランティアの経験と、これまでの経験から感じたこと、得られたことについて紹介しました。

最後に、「未来の博士の卵たちへ」として、玉木さんからは「思っているより世界は優しいし面白い。だから好きなことに勇気を出して挑戦しよう!」、塩川さんからは「自分の未来は自分が思う以上に拓かれている。全ての経験から学ぶ意識を大切に頑張って!」と参加者に熱いメッセージを贈りました。