2019年度ニュース

category

[女性研究者の活躍]人間社会システム科学研究科 伊藤 嘉余子 教授

リクルート「大学の約束」に伊藤嘉余子教授(子ども家庭福祉学)の誌上講義が掲載

 

「スタディサプリ 大学の約束 2019-2020」(2019年9月24日発売/リクルート社発行)の特集「教授の誌上講義 社会課題と向き合う教育と研究」に掲載された記事が、日本経済新聞社と日経BP社が運営する学び・キャリア情報サイト「NIKKEI STYLE U22」で公開されました。

伊藤教授の専門である、様々な家庭的事情によって親と暮らせなくなった子どもたちを支える「社会的養護」の背景や制度、その見識の重要性などについて語っています。

社会的養護への見識が子供の未来開く―大阪府立大学(NIKKEI STYLE U22 Webサイト)

 

 

人間社会システム科学研究科 教授 伊藤先生から

 

(中)伊藤 嘉余子 教授

このたび、リクルート「スタディサプリ 大学の約束」に、私が専門とする「社会的養護」に関する誌上講義が掲載されました。

社会的養護とは、保護者の死亡や疾病、保護者による虐待、貧困など様々な理由で親と暮らせない子どもを公的責任で社会的に保護し、養育することです。社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体でこどもを育む」を理念として行われています。

社会的養護を必要とする子どもの中には、十分かつ適切な衣食住を経験していない子どもや、基本的な生活習慣を知らずに生活してきた子どもが少なくありません。また、人を頼る経験や、助けてもらった経験が乏しいため、SOSの出し方をはじめとする人間関係の築き方がわからない子どももいます。

こうした子どもたちのことをまずは知ってもらうこと、そしてすべての人に「社会の一員として、子どもたちのために、自分にできることは何か?」を考えて欲しいという思いを込めて、取材に応じました。

このような貴重な機会を与えて下さいました、リクルートの皆さん、広報課の皆さんに深謝いたします。