2017年度IRISの活動

event

岸和田市立八木市民センターにて「IRISサイエンス・キャンパス」を開催しました

日時 2017年9月30日(土) 10時00分~12時00分
場所 岸和田市立八木市民センター 2階 多目的室①
テーマ オレンジパワー?リモネンの不思議
講師 IRIS3名
参加者 親子17組(子ども19名、保護者17名)
主催 岸和田市立八木市民センター
共催 大阪府立大学 女性研究者支援センター

かんきつ類に含まれるリモネンのパワーを用いて、オリジナルのスタンプを作成したり、風船を割る実験を体験しました。また、リモネンが身のまわりで利用されている例として、エタノールを用いた発泡スチロールのリサイクルについて演示実験を行いました。リモネン液に発泡スチロールがどんどん溶けていく様子に子ども達は目を輝かせて、エタノールを加えることによって、溶けていた発泡スチロールが白濁して再び現れると、子ども達からも保護者の方からも驚きの声があがりました。

IRISの活動紹介

手順説明

発泡スチロールにリモネンをかけてみる

スタンプを作成

しくみ説明

風船の実験

リサイクルの演示実験

研究や大学生活の紹介

担当IRIS

 

IRISレポート

小学校低学年対象の実験ということで、視覚的にわかりやすい、リモネンに発泡スチロールが溶けることを利用した実験を行いました。リモネンに溶けた発泡スチロールが、エタノールによって析出する演示実験の際には、子どもたちたけでなく、保護者の方からも驚きの声が上がって、親子で楽しめるサイエンス・キャンパスにできたと思います。最も苦労したことは、理科の授業もまだない低学年のお子さんにその原理を説明することで、どのように伝えればよいかということをチームで何度お話し合いました。今後学年が上がったときに、子どもたちがこの日の実験を少しでも思い出してくれたらとても嬉しく思います。

工学研究科 博士前期課程1年 大久保みのり

発泡スチロールを溶かす実験や風船の爆発実験など子どもたちにインパクトがある実験を行いました。参加者が期待するような綺麗なハンコができるか不安でしたが、真剣に取り組んでくれたことで想像を超えるクオリティのハンコができていて驚きました。多くの子供たちが風船を割るびっくり実験に挑戦してくれたり、発泡スチロールリサイクルの演示実験に保護者の方々も興味を持ってくれたりなど、少しでも記憶に残る実験になったのではないかと思います。詳しい原理を今回理解するのは難しかったと思いますが将来理科の勉強で出てきたとき少しでも思い出してくれたり、科学に興味を持つきっかけになれば幸いです。

生命環境科学研究科 博士前期課程1年 栗田真衣

身の回りのものには自分たちの想像もつかないような不思議な性質があるということを感じてもらうため、柑橘類の皮に含まれるリモネンの性質を実験で確かめました。柑橘類の皮のしぼり汁で発泡スチロールが溶けたときやそれを利用して上手にはんこが作れたとき、「最強のリモネン液」を用いた演示実験では子供たちの目が輝き、原理こそ難しい実験ではありましたが私たちが伝えたかった根本的なこと、科学の不思議やおもしろさが伝わったのではないかと感じました。

生命環境科学研究科 博士前期課程1年 平田梨佳子

 

アンケート結果

本日の企画はいかがでしたか?(子ども)

本日の企画はいかがでしたか?(保護者)

参加者の声

  • 楽しかったから家でやりたいです。
  • いっぱいじっけんしたいです。
  • 1年生の孫にもわかりやすい内容だったと思います。今後も色々な身近にあるもので、実験を見せてもらいたいです。10年後、進路を考える時に思い出すことができればいいかな!
  • 今回のように実験のおもしろさを体験できるような企画をお願いします。
  • 生活における不思議なことなど、今日みたいに実験できることをやってほしいです。