2017年度IRISの活動
event
『堺で科学 サかイエンス2018』にて「IRISサイエンス・キャンパス」を開催しました
日時 | 2018年1月28日(日)10時00分~16時00分 |
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場所 | 堺市教育文化センター(ソフィア・堺)4階 実験室1 |
テーマ | 紫キャベツで魔法の絵筆 |
講師 | IRIS4名 |
参加者 | 102名(未就学・小学生) |
主催 | 堺市教育委員会 |
後援 | 大阪府立大学 / 堺科学教育振興会 |
紫キャベツの液を電気分解して、色の変化を利用して、絵を描きました。また、そのしくみ説明を発展させて、酸性・アルカリ性の演示実験から、液体の性質の違いによる色の違いを体験しました。
IRISの活動紹介
手順説明
紫キャベツ液の作成
電気回路の作成
電気ペンで描く
ひみつの液で描く
しくみ説明
演示実験
担当IRIS
IRISレポート
水素イオンの濃度変化を利用した実験を行いました。初めて電気回路を作る子どもたちが多かったですが、どの子どもたちも自分で作ろうと頑張っていました。電気ペンで色が変わった瞬間の驚く様子やどうして色が変わるの?と質問してくれる様子を見て、子どもたちの心に残るサイエンス・キャンパスになったと感じました。描いた絵と実験資料をお土産に持って帰る方が多く、これをきっかけにもっと科学に興味をもってもらえるとうれしいです。
IRIS第7期生 松井 絵美(工学研究科 博士前期課程2年)
今回は紫キャベツを使った液体を使って、電気が流れる特製装置で「お絵かき」することで色の変化を観察しました。実際のしくみは色が変化する性質だけでなく、溶液の性質や電気泳動までかなり盛りだくさんで、分かりやすい説明を組み立てるのが大変でした。すごく難しい内容でしたが、実際に解説している間は、みんな真剣に聞いてくれていました。また、実験室での実験だったので、器具が豊富でより本格的に理科の実験らしさを体感してもらえたと思います。中学生・高校生になって学校で同じことを習った時、ふと今日のことを思い出してもらえたら幸いです。
IRIS第7期生 尾崎 愛(工学研究科 博士前期課程1年)
幅広い年齢の子どもたちに楽しんでもらえるように、お絵かきや色の変化だけでなく、電池を使ったり、液性やイオンなど少し難しい内容にチャレンジしたりしました。子どもたちはとても集中力があり、予想以上に内容を理解できているようでしたし、「ひみつの液」の正体を考えるなど、自分からどんどん発展させていく姿に驚かされました。色が変わったときに子どもたちがくぎづけになって、私もとても嬉しくなりました。
IRIS第7期生 丸本 萌(理学系研究科 博士前期課程1年)
アンケート結果
参加者の声(子ども)
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- ひみつのえきをいれたら、いろがかわってたのしかったです。
- ふしぎだった。絵をかくのがたのしかった。
- もっと色を変えられる液体があるなら、見つけたい。
- じっけんやいろんなことがしれてとてもたのしかったです。
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参加者の声(保護者)
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- 色が変化する実験は、子供たちに面白く思ってもらえていいと思います。しくみ説明は少しむずかしいかもしれませんが、こんなことをやった!という印象はしっかり残ると思います。
- 数10年ぶりに理科の授業を受けた感じがしました。子供が理系に興味を持ってくれたらいいなと思います。
- どうして色が変わるのか?なぜ絵がかけるのか、など「なぜ」と思えたり、考えたりできるとても楽しい実験でした。なぜだろうどうしてだろうと子どもが興味を持てる、家でもやってみたいと思える企画をこれからもお願いします。
- 紫色の色水で絵を描くのかなと想像していましたが、思っていたのと違っていておもしろかったです。説明もわかりやすかったです。
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