2019年度IRISの活動

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【連携事業】IRISがノートルダム清心学園清心女子高等学校と交流しました

ノートルダム清心学園清心女子高等学校 科学教育キャリア教育プログラム概要

日時 2019年 8月 21日(水)・22日(木) 11時00分~16時30分
場所 大阪府立大学 りんくうキャンパス
プログラム 食品中の微生物の観察、動物科学教育研究センターおよび獣医臨床センターの見学
参加者 高校生19名
主催 ノートルダム清心学園 清心中学校清心女子高等学校
学内担当 田島 朋子 准教授(生命環境科学研究科)

ノートルダム清心学園は、平成18年度に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けて以来、女性の科学技術分野での活躍を支援できる教育プログラムの開発に取り組んでいます。

本学生命環境科学研究科田島朋子准教授が、ノートルダム清心学園SSH運営指導委員を務めており、女性研究者支援センターと連携した取組みのうち、女性研究者のロールモデルを生徒たちに紹介する目的で2018年までに6回、清心女子高等学校の生徒とIRISとの交流会を実施しています。

今年度は、IRIS第9期生4名と獣医学専攻の大学院生1名が食品中の微生物を染色して観察する実習と動物科学教育研究センターのSPF動物飼育ならびに獣医臨床センターの見学にTAとして参加しました。また、昼食時には一緒にお弁当を食べながら交流し、大変有意義なものとなりました。

研究・大学生活等紹介

実習の様子

実習の様子

動物科学教育センター見学

獣医臨床センター見学

参加した皆さん

IRISレポート

ノートルダム清心学園のTAとして参加させて頂いた2日間はあっという間に過ぎました。身近な食品中の細菌をグラム染色で染めて観察する実習では、皆で協力して楽しんでいる姿が印象的でした。上手く染色できなかった時は、失敗した原因を考えてる高校生もいて、熱心でした。さらに、知的好奇心が旺盛で質問をしてくる高校生もいて、科学が好きということがよく伝わってきました。ランチでは、高校生らしい話を聞いたり、一人暮らしの話などをして楽しく過ごしました。2日間の活動で、明るく元気な高校生たちに元気をもらいました。楽しかったです。参加させて頂いてありがとうございました。

飯高 涼(獣医学類6年)

今回、ノートルダム清心学園のプログラムにTAとして参加させて頂きました。顕微鏡を用いた実験では高校生ながら顕微鏡を使いこなしていたり、菌の種類について貪欲に学ぶ姿を見て、非常に感心しました。また高校生が進路について悩んでいることも一緒にお話し、大学生活や研究生活のことを話すことで、少し不安が和らいだと言ってもらい、IRISとして役に立てたのではないかと思いました。獣医の施設見学も高校生と一緒にさせて頂き、学部による施設の違いを知ることができ素晴らしい経験になりました。

佐々木 里那(生命環境科学研究科 博士前期課程1年)

2日間の活動を通して、ノートルダム清心学園の生徒さんが熱心に実験に取り組み、真剣に講義を聞く姿がとても印象に残りました。高校での勉強や研究に活かせるよう、積極的に質問し、学ぼうとする様子からも、科学が好きだという気持ちが伝わってきました。
昼食の時間には、普段の学校生活や将来の目標について話をして、自分自身の高校時代を振り返りつつ、とても楽しく交流することができました。普段は関わることが少ない高校生や獣医の方々、他のIRISメンバーと交流することで、たくさん刺激をもらった2日間でした。

山口 真由(生命環境科学研究科 博士前期課程2年)

今回、ノートルダム清心学園プログラムのTAをさせて頂きました。様々な発酵食品に含まれる微生物の観察では、高校生の鋭い観察眼や表現力の豊かさに新鮮さを感じました。活発に議論を交わす高校生との交流を通して、自分の考えをどんどん発信する様子に刺激を受け、私も同様の積極性を持とうと思いました。
獣医臨床センターの見学では、実際に使われている診断装置や手術設備を目にして、人の病院と共通が多いことに気づきました。また、獣医師の方々のお話を聞き、食品衛生や感染症対策にも関わるなど、獣医師の活躍の場は想像以上に広いことも分かりました。
科学を心から楽しむ高校生と過ごした2日間は、私にとっても沢山の気づきを得られた有意義な時間でした。さらに、キャンパスが異なるため合う機会の少ないIRISメンバーとの交流を深められたと感じました。

平野 まみ(理学系研究科 博士前期課程2年)