2019年度ニュース

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[女性研究者の活躍]工学研究科 乙山 美紗恵 さん(博士後期課程3年、IRIS第9期生)

【女性初受賞!電池技術委員会賞受賞】
 「全固体電池における黒鉛負極層断面のオペランド顕微鏡観察」

 

工学研究科 乙山 美紗恵さん(博士後期課程3年)から

この度、「全固体電池における黒鉛負極層断面のオペランド顕微鏡観察」という研究に関して、電池技術委員会賞を受賞いたしました。この賞は、電池の研究・開発に顕著な貢献を行った、または将来貢献することが期待される40歳以下の研究者・技術者3名に毎年授与されるものです。電池研究において大変名誉ある賞を最年少かつ女性で初めて受賞することができ、大変うれしく思います。この場をお借りして、いつも熱心にご指導してくださる先生方、切磋琢磨しあえる研究室のメンバー、研究面でサポートしてくださった企業の皆様、いつも温かいお言葉で応援してくださる皆様に心から感謝申し上げます。

授賞式当日は、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰先生と同じ壇上に立って表彰され、快くツーショット撮影にも応じてくださいました。卒業後も電池研究を続ける予定ですが、受賞できたことを励みに、吉野先生のように電池で世界を変えていきたいと考えています。

普段は研究室のメンバーと、時に楽しく、時に厳しくディスカッションをしながら研究に取り組んでいます。最近は学術論文の執筆と後輩の指導を中心に行っています。もう卒業間近なので、後輩たちに何か少しでも良い影響を与えることができればと考えています。将来、世界の電池研究をリードできるような女性研究者になれるように、今後も精進して参ります。

 

表彰式の様子

 

左)吉野彰 博士、右)乙山美紗恵 さん

 

研究室の仲間たち