2018年度ニュース
category
[女性研究者の活躍] 理学系研究科 吉原静恵 助教
港近隣センターにて「こどもサイエンスカフェ」を開催
大阪市港区では、「こどもサイエンスカフェ」と題して、こどもたちの科学に対する意欲・関心を高め、豊かな想像力をはぐくむため、こどもたちが科学者・技術者等とカフェ感覚で気軽に談話、交流を行う機会を設けています。港区からの依頼を受け、本学理学系研究科の吉原静恵助教が講師として「植物にも目があるって知っていますか?~植物も外を『見て』いるんです~」を開催しました。
日時 | 2018年3月26日(月) 10時00分~12時00分 |
---|---|
場所 | 港近隣センター |
テーマ | 「植物にも目があるって知っていますか?~植物も外を『見て』いるんです~」 |
講師 | 大阪府立大学 理学系研究科 吉原 静恵 助教 |
対象 | 港区在住の小学生4年生から中学3年生 |
参加者 | 8名 |
主催 | 大阪市港区役所協働まちづくり推進課 |
「こどもサイエンスカフェ」講師のお話をいただき、子どもを相手にした授業は興味があったので、お引き受けしました。
植物が太陽光の中から決まった色の光を「見て」「反応して」いることを講義と実験で紹介しました。「見る」ためには「目」が必要ですが、植物には動物の「目」はありません。でも、色を感じる「もの(光センサー)」が体中にあると説明すると、「へ〜」と想像しながら納得している様子でした。
講義もそこそこに、まず実験を開始。5 mmほどの隙間を開けて黒い紙をシソの葉にのせ、ラップで包んで乾かない状態にし、強めの青色光LEDを照射して講義に戻りました。「何の実験?」は、講義の中で分かってきます。身近な草花や木について考えれば思いつく質問を投げかけ、言葉が飛び交うように心がけました。参加してくれたのは元気で好奇心旺盛な子ども達で、楽しく講義ができました。最後に「シソの葉はどう変わっているかな?」とみんなで考えました。よく理解できたのか、全員、予想は大正解で、実験も大成功。
最後に、研究では何をしているのかを、遺伝子変異体との比較で機能を調べる話を少しして終了。「実験が面白かった」という感想をたくさんもらいました。
貴重な機会を与えてくださった大阪市港区役所や、本学女性研究者支援センターの方々に、心より御礼を申し上げます。
実験の様子
カフェの様子