IRISの活動がきっかけとなり、「一般社団法人理系女子未来創造プロジェクト」が実施している「企業訪問・先輩インタビュー」に参加したIRISの声をご紹介します。

一般社団法人理系女子未来創造プロジェクトについて

IRISレポート

『企業訪問・先輩インタビューを体験して』

IRIS第7期生　寺尾 麻衣（生命環境科学研究科）

理系女子未来創造プロジェクトさんで、日本精工さんの取材をさせていただきました。日本精工さんは、ベアリング（軸受け）の国内シェア第1位、世界シェア第３位を誇っておられます。ベアリング以外にも、世界シェアトップクラスの電動パワーステアリングやボールねじなど多様な製品で日本のみならず、世界の産業を支えていらっしゃいます。

今回は、技術系女性社員のお二人にお話を伺いました。お二人とも、育児をしながら第一線で働かれていることが非常に印象的でした。結婚して子どもを産んで、仕事に復帰するというライフスタイルに対して、世間では追い風が吹いているように感じます。しかし、復帰後に、以前と同じような仕事量をこなせるのか、第一線で働くことができるのか、という漠然とした不安はあります。日本精工さんでは、時間短縮勤務の方でも、ご自身の専攻を生かした業務の第一線で活躍されています。出産を経ても、各々の仕事に対する評価が勤務時間によらず行われることで、自信を持って仕事に取り組めるということが分かりました。

お二人とも、仕事内容について活き活きとお話してくださったことが忘れられません。ライフスタイルが変わっても、社員の一人として仕事に邁進される姿がとても格好よく、そのような環境をつくっておられる日本精工さんに魅力を感じました。

IRISの活動の中で、多様な女性のワークライフバランスを間近で学んできました。今回の取材を終えて、ワークライフバランスにおいて、どのような働き方をするかを男女という枠にとらわれずに、自分で選択し、自分以外の周囲の人々にも納得してもらえる環境が重要ではないかと考えるようになりました。これからもIRISを通じて、様々な働き方に触れながら、自身のワークライフバランスについて考えを深めていきたいです。

企業訪問・先輩インタビュー(日本精工株式会社）の様子(2017年9月実施)