2017年度ニュース

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[IRISの声] IRIS第6期生 木下 麻美さん”科学技術コミュニケーション講座を受講して”

IRISの活動がきっかけとなり、2016年度北海道大学科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)を受講したIRISの声をご紹介します。

CoSTEPについて

IRISレポート

『CoSTEPの学びとIRISの活動』

IRIS第6期生 木下 麻美(生命環境科学研究科 2016年度修了)

 

2015年9月、私は子どもサイエンス・キャンパスを実施してみて、科学をわかりやすく説明することに難しさを感じました。もっと効果的に、興味を持ってもらえるような伝達手段はないだろうかと思い、悶々としていたときにIRISのメールで紹介されたのがCoSTEPでした。

CoSTEPとは、科学技術コミュニケーションについて学ぶプログラムで、これぞ私の悩みを解決してくれるプログラムだ!と受講することにしました。

CoSTEPでの1年間の学びを通して、重要なのは「伝達手段」ではなく、「双方向的なコミュニケーション」なのだと感じました。「文章を書く」、「映像をつくる」など様々な伝達方法がありますが、こちらからの一方的な伝達ではただのメッセージに過ぎないのです。双方向的な意思疎通ができて初めて、「伝わる」のだと学びました。

IRISでは子どもサイエンス・キャンパス、理系女子コーナーでの中高生との対話など、コミュニケーションの「場」が用意されています。コミュニケーションの相手のことを深く考え、対話が生まれるような活動へと一歩進めたとき、IRISの活動もより実りあるものになるのではないかと考えます。

CoSTEP受講体験記(木下麻美さん)

 

CoSTEP選科集中演習B(サイエンスライティング)の様子(2016年10月実施)