2010年度イベント

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公開セミナー「リケジョ(理系女子)のお仕事」を開催しました

更新日: 2011年3月19日

日時 平成23年3月19日(土)
場所 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス
プログラム 13:00~14:00 講演
14:00~15:00 パネルディスカッション
講師 松山文佳(三菱電機情報ネットワーク株式会社 フィールドサービス部 関西システム課長)
東山香子(株式会社 エストロラボ 代表取締役)
黒田桂菜(本学 大学院工学研究科 海洋システム工学分野 博士後期課程在学中)

2011年3月19日

理系分野に進路を考えている、中高生、および学部生・大学院生を対象に、理系のおもしろさ、どんな可能性があるかを知ってもらうためのセミナーを開催しました。

公開セミナー
公開セミナー

まず、会社で活躍される、松山文佳さんからお話しいただきました。

公開セミナー

「高校で進路を決めるに当たり、数学が好きだったこともあり、男女の差なく活躍できる理系に行くことに決めました。
理系の仕事をする上では、頭や行動力で勝負できるという点で、男女差はありません。やりにくいことは、力がないとか、身体的な点だけだと思います。
ワークライフバランスでは、仕事・家庭・その他の3つのバランスがあると思います。複数の世界があると、仕事で行き詰まったとしても、他(好きな勉強や旅行など)に力を入れるうちに元気が戻り、仕事の方も解決していけることが多いです。
理系の仕事は男女差がないので、非常にやりがいがあり、面白くて楽しい、理系の仕事に進んでよかったと思います。」

次に、細穴放電加工の会社を経営される東山香子さんよりお話しいただきました。

公開セミナー

「放電加工という、電気の力で金属に精密な穴をあける金属加工業の工場を立ち上げ、東大阪で5年間やっています。社員は女性5名です。
男性社会の町工場で、女性が工場を経営しているということで、目立つので、宣伝効果もあるかもしれません。もともと理系出身ではないけれど、女性が働きやすい会社を作ることを第一の目標に、現在の会社を起業しました。
社員も理系出身ではないですが、楽しみながら理系の仕事をしています。女性で不利な点は、重いものが持てないことくらい。5年間納期をはずしたことはありません。また、男性側が私を覚えてくれるので、私も1回で名前を覚える努力をしています。
ワークライフバランスでは、仕事以外のものがあって、それらが互いに良い影響を及ぼしあい、相乗効果で仕事のパフォーマンスも上がると思います。例えば、家庭で使っているものでも、どう仕事に役立てられるかという目を持つことが大切だと思います。
理系の仕事は楽しい。自分が何をしたら楽しいか、どんな環境にいてもプラスの方に見方を変えたら道は開けるので、信じて進んでいってほしいと思います。」

最後に、社会人から大学院に戻って勉強を続けている黒田桂菜さんからお話しいただきました。

公開セミナー

「英語は好きでしたが、暗記科目が苦手だったので、高校3年の時、自然と理系を選びました。そして、本学の工学部海洋システム工学分野に入学し、その後、海洋地球研究船「みらい」に乗りたくて、博士前期課程に進みました。海外で何かしたいという思いも強かったので、ハワイ大学に研究員として留学し、「みらい」に乗る機会を得ました。卒業後は、4年間の社会人生活の後、博士後期課程に戻りました。
女性が少なくて困ったことは、トイレが少なかったことと、男性の名前を覚えるのが大変だったことくらいです。大学時代は理系の科目を楽しんでいるという実感はありませんでしたが、「みらい」に乗った時、広い海で、多くの人が時間をかけてデータを取り、研究していることに感動しました。
今後は、現在の研究テーマを生かし、「海と陸をつなぐ研究者」として、循環型社会をつくるためにいろんな人と手を取り合うコーディネーターなどをしたいと思います。回り道をしてきましたが、色々なことにチャレンジし、色々な人と出会い、話をしてつながっていくことが大事だと思います。」

公開セミナー
公開セミナー

講演の後、伊田久美子 (本学 人間社会学部教授)のコーディネートのもと、ディスカッションが行われました。

なんとなく女性が文系に流れる中、講師の方がとても自然に理系に進み、楽しみ、かつ活躍していることや、男性社会の中でどのように対応されているのか等について、会場からの質問も受けながら、活発に話し合われました。

最後に講師の方から後輩へのメッセージをいただき、公開セミナーを終了しました。